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2010年01月21日

☆最期の時☆

誰にも話したことのない…僕の《最期の時》
そういう話題にならなかっただけだけどねアハハ(笑)


高2ぐらいかな…《理想な最期》をこれだと決めていたのは




日中晴天でカンカン照りだった日差しが優しく空を包み込む夕方
「我が家が何処のホテルよりも気持ちいい~♪なぁ~♪~♪」

心休まる波の声を聞きながら沈み行く夕陽が見える三階建てのテラスにあるベンチに横になり本を片手に一人もの更ける


居間では、長男が小さい我が子達とじゃれながら遊んでいる

「ウェ~ン
また、いつもの兄弟喧嘩が始まったらしい

いつまでも元気でいてよ


いい香り
長男の嫁の手料理は本当に美味い
いつもありがとうと言いたいところだが、恥ずかしいので心に止めておく



ゆっくり呼吸に合わせて目を瞑る

身体に入ってくる空気が何処と無くいとおしく感じる

「あぁぁ幸せ

幸せ


しあわせ

シアワセ




年老いた僕は、瞑った目を二度と開けることはない

それに気づいた家族はもう二度僕と会話が出来ないと悟る

そろそろ夕陽が沈みきる

優しい波の音


「お父さんいい顔してるね

「ありがとう




ってな感じかな


アハハ(笑)


野田さ



Posted by 0kaz0 at 02:08│Comments(0)
 
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